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森ヒルズリート投資法人 証券コード:3234

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ご挨拶

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ご挨拶

執行役員 礒部 英之

森ヒルズリート投資法人
執行役員

礒部 英之

平素は、森ヒルズリート投資法人に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 
本投資法人は、第35期(2024年1月期)の決算を無事迎えることができました。

当期の日本経済は、物価上昇や人手不足の影響が継続し、個人消費や設備投資に弱さが見られましたが、輸出やインバウンド需要の増加が下支えとなることで、底堅く推移しました。
このような経済環境下において、賃貸オフィスビル市場は、堅調な雇用情勢を背景に需要は底堅く推移し、空室率は緩やかな改善傾向にありますが、未だ十分な回復には至っておらず、賃料については軟調な動きが継続しました。高級賃貸住宅市場は、都心部の優良住宅に対する安定的な需要が継続したことで、稼働率及び賃料水準は共に堅調に推移しました。不動産流通市場は、外資系法人による物件取得は低調であったものの、事業法人やデベロッパーによる大型取引が寄与したことで、取引額は高水準を維持し、取引価格についても高値圏を維持しました。

本投資法人は当期においても、テナントニーズを把握した効率的かつ計画的な運営管理及び修繕工事によりテナント満足度の維持向上に努めるとともに、賃貸市況の動向を見据えながら新規及び既存テナントに対する積極的なリーシング活動を展開し、稼働率及び賃料水準の維持向上を図りました。

当期末現在における本投資法人の不動産ポートフォリオは、保有物件ベースで11物件、既投資額で404,670百万円(取得価格ベース)、総賃貸可能面積180,797.12㎡、期末稼働率は97.2%となっています。

上記の資産運用の結果、本投資法人の当期の営業収益は11,176百万円、営業利益は6,803百万円、経常利益は6,291百万円、当期純利益は6,289百万円、1口当たりの分配金は3,282円となりました。2023年12月1日に「ラフォーレ原宿(底地)」の一部譲渡(譲渡価格2,926百万円)を実施し、譲渡益1,373 百万円を全て分配しています。

また、2024年7月1日に「ラフォーレ原宿(底地)」の更なる一部譲渡(譲渡価格2,968百万円)を実施する予定であり、第36期(2024年7月期)においては、1口当たり3,070円の分配金を予想しています。

本投資法人は、引き続き森ビルグループの物件パイプラインを有効活用した外部成長を推進するとともに、賃料固定型マスターリースによる収益安定性も保持しながら継続的な分配金の維持向上を図り、投資主価値の最大化を目指します。

今後も変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

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